nariです。
hermit4さん初めまして。 コメントありがとうございます。
Qtを利用して作成しても、(2)のようにQt自身のライブラリを修正しない範囲 での完全にオリジナルであればGPL、LGPL以外のライセンスも可能ということな のですね。意味がわかってきました。 次期バージョンからは、LGPL2.1になるのですか。こちらの違いも今のうちから 調べておきます。
ここでちょっと疑問に思いました。 サブクラスの場合は(1)の「Qtライブラリのソースコードに対しての変更」に なるのでしょうか? 機能の追加でライブラリ自体の変更には当たらないので、(2)でOKと考えます がどうでしょうか?
On 2016/05/09 23:30, Shingo Ishida wrote:
hermit4です。こんばんは。
松本さんが概ね回答してくれているのですが、少しだけ補足します。
自分でQtを用いて作成したコードは、MITや修正BSD等にも設定できるというのが いまいち納得行かないのではありますが、
本家のサンプルコードが修正BSDで配布されているのが良い例なんじゃないかなーと思います。
Qt 5.6は、以下のライセンスから選択ができます。
・Qt Commercial license (The Qt Companyへのライセンス料の支払いが必要) ・Open Source License ・GPLv3 ・LGPLv3 ・LGPLv2.1+The Qt Company Qt LGPL Exception version 1.1
Qtを利用するアプリの作成における二次的著作物(派生物)としては
(1) nariさんがQtライブラリのソースコードに対して変更を行った場合、修正されたQtライブラリ (2) nariさんがQtライブラリとリンクしたご自身で作成されたアプリケーション(もしくはライブラリ)
の2つが存在し得ます。この時
a) GPLv3を採用した場合は、(1)、(2)ともにGPLv3である必要があります(詳しくはGPLの伝播性で検索してください)。 → 「Qt GPL 版により開発されたソフトウェアは、GPL に基づき配布しなければいけません。」
b) LGPL を採用した場合は、(1)は元のライセンスが適用されるためLGPLのままですが、(2)にはLGPLに定められた一定の条 件を満たす限り、LGPLを伝播させずに(1)の利用が許諾されます。このため、(2)についてはLGPLの条件に反しない範囲で、 自由にライセンスを設定できます。 → 「自分でQtを用いて作成したコードは、MITや修正BSD等にも設定できる」
ということで、特に矛盾はありません。
なお、LGPLv2.1とLGPLv3とではいくつかの点で異なりますが、色々話題にもなったことから、検索すると情報も出てくる かと思いますので割愛します。
また、次期バージョンとなるQt 5.7以降は、blog発表によればGPLv3がGPLv2に訂正され、LGPLv2.1+ Exceptionの選択肢が 廃止されますので以下のうちのいずれかの選択ライセンスとなるようです。
・Qt Commercial License ・Open Source License ・GPLv2 (GPLv3のままだと、GPLv2のアプリケーションと互換性がないため追加) ・GPLv3* ・LGPLv3
- GPLv3についてはQtのライセンスとして明記されていませんが、LGPLv3はGPLv3に特別な例外を設けたライセンスとなっ
ているため、GPLv3のアプリケーションと両立するとされており、アプリ制作者がGPLv3を選択した場合LGPLv3の例外規 定が無視されGPLv3がそのまま適用される事になります。
以上、ご参考までに。
2016年5月9日 14:04 Naoki MATSUMOTO nekomatu@gmail.com:
松本です。
自分でQtを用いて作成したコードは、MITや修正BSD等にも設定できるというのが いまいち納得行かないのではありますが、
本家のサンプルコードが修正BSDで配布されているのが良い例なんじゃないかなーと思います。
ではでは。
2016年5月9日 12:55 nari on52005@yahoo.co.jp:
nariです。
松本さん、丁寧な説明有り難うございます。 少なくとも、Ta-Libのライブラリをqtで利用するプログラムはライセンス的に問 題なさそうと理解しました。
自分でQtを用いて作成したコードは、MITや修正BSD等にも設定できるというのが いまいち納得行かないのではありますが、 Qt自体にGitにコミットするメニューもあるようなので練習がてら GitHubに公開してみようと思います。
自分自身のコードというよりも、webからの引用(コピペ)が多いのでこれらの 部分の縛りがないかを再確認してからアップしてみたいと思います。
ただ、株価データ自体にも著作権が及ぶ可能性もあるため、株価の取得部分(k- dbというページからバックグラウンドスレッドでダウンロード)の 公開はグ レーゾーンで後々問題になる危険性もないとは言えません。 最初の質問メールに実名のまま送信してしまいました。 1回めに実名を削除してプログラムのスクリーンショットを本文に挿入したメー ルを送信したのですが、サイズ制限に引っかかったため、本文のみを新 規メー ルにコピペして送信したため実名の削除を忘れてしまいました。
webスクレイピングで株価取得のコードの公開は数多く公開されており、多少の 問題があったとしても弱小は放置されている状況だと思いますので、 そのまま 公開するつもりでいましたが躊躇しています。 失敗しました。 データ取得部分を手動でしてもらうような面倒なコードであれば、余程のマニア でなければ試してみようとは思わないですね。 実株価データではなく、仮想のサンプルデータを添付して評価するという方法に しますかね。 少し考えてみます。
Qt-users mailing list Qt-users@qt-users.jp http://qt-users.jp/mailman/listinfo/qt-users
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