松本です。
ライセンスの話は複雑ですし、権利の問題ということもあってあまりコメントしたがらないのが常です。 特にメールのような文章で残る形だとその傾向にあります。
というわけで、ジャストコメントということで一切の責任は持てません。
1番について GPL/LGPLのコードをTA-Lib packageに入れられないよ。という意味だと思います。 当たり前ですけど、修正BSDライセンスであり続けたいのに、GPLでコントリビューション(貢献)されても使いようがないので。
2番について 3条項修正BSDライセンスだと思います。 オリジナルを触ったことがなくて知見がないので、そちらについては不明ですが。 GPLライセンスと修正BSDライセンスと関係については両立するライセンスのリストの中の1つとしてあります。 http://www.gnu.org/licenses/license-list.ja.html
3番について オープンソースのQtといえば、GPLでなくLGPLとして使うことが多いと思います。 Qtを使って書いたプログラムそのものは公開しなくても大丈夫です。 「自分のソースコードを公開したくないのです。どうすればいいですか。 」もご確認下さい。
4番について 制限なく再配布できるのが利点ですから問題ないでしょう。
5番について Qtで作成したライブラリは3番に書いたとおりなのです。 自分で書いた部分についてはLGPLとコンフリクトしないライセンスにすることができます。 コンフリクトするというのは典型的には逆アセンブル禁止とかの文句です。 プログラムを公開してみようということなので、この部分は問題になりません。 nariさんが書かれた部分についてはGPLにしてもいいし、LGPLにしてもいいし、MITや修正BSD等にも設定できると思います。 Githubですと、ライセンスの設定が簡単にできるので公開場所としてはお勧めです。 http://qiita.com/shibukk/items/67ad0a5eda5a94e5c032
ではでは。
2016年5月6日 23:59 大江成博 on52005@yahoo.co.jp:
初めて投稿させていただきます。
C#の趣味プログラミングの経験はありますが、Macに乗り換えたことでQtプログラミングにチャレンジしているnariと申します。 現在OsXとUbuntuのQt5.6(opensource版)の環境で、cURL(MIX/Tライセンス)とTa-Lib(BSDライセンス)のライブラリをincludeした個人利用を目的とした株価チャート表示プログラムを作成しています。 C++の基本も十分理解しないままにググりながら、なんとか個人的に利用ができる程度までになりました。
銘柄変更でQGraphicViewで描画とクリアを繰り返しているうちに、表示できなくなることがあるなど幾つかの解決できていない不具 合がありますが、webにソースコードのみ(インストーラは含まず)を公開してみようかと思っています(そのうち誰かにアドバイスもらえるかもしれないと 安易に考えています)。
ソースコードをwebに公開するならば、ライセンス違反に注意が必要と思っていますが、このコードを公開できるのかがよくわかりません。 Qtで作成したライブラリ以外のコードはGPLv3にする必要があると理解しました。 MIX/Tは問題ないと思うのですがOriginalBSDの場合にはGPLと両立できないようなので、Ta-Libを利用するコードがライセンス上問題ないのかがいくら調べても確信が持てません。 そこでこのメーリングリストに質問させてもらうことにしました。
⑴Ta-Libは移動平均、MACD、RSIなどの計算に利用しています(ライブラリを利用せずに自力でコードを書くことも不可能ではないと思っていますが、速度や信頼性が課題になります)が、ホームページhttp://ta-lib.org/hdr_dev.html%E3%81%A7%E3%81%AForiginal%E3%81%8B%E4%BF%AE%E... / LGPL contribution cannot be part of the TA-Lib package.」との記載があります。 これはTa-Libを利用したコードはGPL/LGPLライセンスで投稿できないという意味でしょうか?
⑵Ta-Lib最新ソースのライセンス https://sourceforge.net/p/ta-lib/code/HEAD/tree/trunk/ta-lib/LICENSE.TXT を見る限りでは、この書き方は3条項修正BSDライセンスのように思えます。 修正BSDであればライセンス違反にならないと思うのですが間違っているでしょうか?
⑶SRAのホームページのFAQ http://www.sra.co.jp/qt/faq/licenses.html%E3%81%AB%E3%80%81%E3%80%8CQt のオープンソース版でソフトウェアを作成し、GNU LGPL/GPL、BSD、もしくは Artistic ライセンスでリリースしてもいいですか。」に関してはOKと記載されています。 これは、「Qt GPL 版により開発されたソフトウェアは、GPL に基づき配布しなければいけません。」と矛盾しないのでしょうか?
⑷Qtのweb上のExampleの一部はBSDライセンスになっています。⑶にも関連しますが、複数のソースファイルの中の一部のファイ ル(ライブラリをincludeしているファイル、あるいはサンプルを複製したファイル)のみをBSDライセンスでアップしても良いのでしょうか?
⑸LGPLライセンスはQtで作成したライブラリに対してのみ付与できると理解していますが間違いないでしょうか? 例えば、ライブラリではないQtプログラムをLGPLライセンスにすることができるのでしょうか?
いずれも書かれているとおりと言われそうですが、英文だけでなく法的な日本語訳も完全には理解できないものですので教えていただければありがたいです。 よろしくお願いします。
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